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1.総合的な衛生管理が可能になり、 HACCP方式に十分対応することができます |
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工場の入口から出口までの間における手指洗浄、器具洗浄、容器の洗浄、ラインの洗浄、
パッケージフィルムの殺菌、食材の殺菌、空間の殺菌などすべての衛生管理を必要とする場所に、カンファ水を供給することにより、充実した衛生環境を実現することができます。 |
2.経済効率・効果が高くなります |
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カンファシステムを導入することでHACCP方式に対応するための大規模かつ高額な改修工事をしなくても済みます。また、カンファシステムを効率的に組むことによって、作業工程が減り、実質作業に集中でき経済効率が高くなります。 |
3.働く人たちが安心して作業ができます |
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手荒れがなくなり、働く人が自主的に(自分のために)衛生管理に協力をするようになります。食品工場ではパートさんが多く、いくらマニュアルが完璧でもなかなかマニュアル通りにいかないのが実情です。 |
4.周辺環境対策に有効です |
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カンファシステムを導入することは、周囲に衛生管理を充実させていることを強調でき、さらに悪臭を防止することができるという利点から、周辺環境を良好にさせます。 |
5.イニシャルコスト、ランニングコストが安くなります |
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イニシャルコストは他の方式で同規模の装置を設置した場合では半額位になると思われます。ランニングコストは、非常に廉価な次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸と水だけですので安くなります。また、電解方式による生成方式ではありませんので、電気使用料も経済的で、電解槽の寿命による高額な交換部品もありません。 |
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今まで目的別に数種類の洗浄殺菌剤を使用していたものを、カンファ水に置き換えることができます。これにより経費の節減、そしてHACCP方式においても重要な薬剤の取違え防止となります。 |
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次亜塩素酸ナトリウムに酸性系のものを混ぜ合わせると、pH9前後からpH3前後に急激に下がり、その結果有毒な塩素ガスが発生し、人体に非常に危険でした。今までは、塩素ガスが発生せず、殺菌効果の高い中性領域を維持することが技術的に困難だったのです。しかし、最新技術により、この難関を解決したのがカンファシステムなのです。 |
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1.食品製造加工工場 |
10.洗ビン・ボトルキャップ洗浄工場 |
2.屠場・食肉加工工場 |
11.飲料工場 |
3.食鳥加工工場 |
12.酪農・養豚・養鶏・洗卵工場 |
4.生野菜のカット加工工場 |
13.鮮魚加工工場・魚市場 |
5.水産加工工場 |
14.SM/SC/百貨店のフードコート&バックヤード |
6.給食・弁当・惣菜のセントラルキッチン |
15.ファミリーレストラン/居酒屋などの厨房 |
7.学校給食施設/社内食堂 |
16.医療関連施設/老人福祉施設/介護施設 |
8.ホテル/旅館/結婚式場の厨房 |
17.動物病院 |
9.乳業・乳製品工場 |
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カンファ水は、厚生労働省が定めている食品添加物である殺菌剤の「次亜塩素酸ナトリウム」と食品添加物の「希塩酸」を水で希釈混合させて生成するため、食品の殺菌用としてご使用いただけます。 厚生労働省の見解(通達) |
食品添加物とは 食品衛生法によって「食品の製造の過程において、又は食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加・混合・浸潤・その他の方法によって使用するもの」と定義されています。食品の殺菌の目的で使用される添加物には、「過酸化水素」と「次亜塩素酸ナトリウム」があります。これらには使用基準があり前者には「食品に残留しないこと」後者には「ごまに使用しないこと」の規定があります。 |
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カンファ水は強力な殺菌力をもつ
「次亜塩素酸(HOCl)」を80%以上含まれるように生成されるため、殺菌力が強力なのです。 <注1>塩素を水と反応させると塩素ガス(Cl2)と、次亜塩素酸(HOCl)と、次亜塩素酸イオン(OCl-)の3種類に変化します。このうち次亜塩素酸と次亜塩素酸イオンが殺菌作用を示し、これを「遊離有効塩素」と呼びます。特に次亜塩素酸の殺菌力は、次亜塩素酸イオンの約80倍もあります。アメリカ環境保護局[EPA]の検査で、大腸菌を死滅させるのに要した時間を、次亜塩素酸が1分とすれば、次亜塩素酸イオンでは80分かかっています。これは次亜塩素酸が次亜塩素酸イオンの80倍の殺菌効力を持つことを表しています。 |
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<注2>下図は、pHの変化によって[遊離有効塩素]の存在比が変わることを表したグラフ(解離曲線)です。殺菌力を示す次亜塩素酸(HOCl)の存在は、酸性側で多量になり、pH4.5付近で100%、pH7.0付近で80%となり、pH7.0を超えると少なくなります。pH8.6付近で10%、pH10では0%となります。
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カンファ水生成装置は、次亜塩素酸が強力な殺菌作用を発揮するpH5.5からpH7.5まで自在にコントロールできます。 |
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微生物や細菌等は弱い菌から強い菌まであり、カンファ水はほとんど全ての菌種に対抗する広い抗菌スペクトルをもちます。一般に医療関連施設などでは細菌の種類に応じ消毒剤を使い分けており、最も強い菌にはグルタラールアルデヒドなどを使用していますが、
カンファ水はその殺菌効果にも匹敵し、弱い菌から強い菌までほとんどの菌種に対抗します。 |
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<代表的消毒剤の殺菌に対する抗菌スペクトルの比較> |
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消臭剤には多くの種類がありますが、中でも最も広く使用されているのが次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)です。比較的安価で入手できる酸化剤で、使用実績が多く、後処理や二次公害の心配が少ない物質です。 次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)が関与する反応機構は複雑で、消臭への途中経過の詳細を把握するのは困難ですが、消臭も殺菌と同じ原理ですから、殺菌力と同じように次亜塩素酸ナトリウムの消臭効果を数十倍に高めたものがカンファ水なのです。 例えば、カンファ水はアンモニアをジクロラミンに換えて消臭します。 |
NH3
+ HClO → NH2Cl + H2O |
<消臭試験データ> |
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1.5tトラックの冷凍コンテナ2台にてカンファ水とA社消臭剤にて消臭効果について比較検討しました。 |
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A社消臭剤は2分間噴霧しました。 |
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カンファ水(50ppm)はコンテナ内にまんべんなくスプレーしました。 |
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それぞれ噴霧、スプレー使用前と使用後を作業従事者5名により官能試験を行いました。 |
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A |
B |
C |
D |
E |
A消毒液 |
3C |
4C |
3 |
4 |
4C |
カンファ水 |
4 |
4 |
4 |
4 |
4 |
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評価方法 |
1:使用前と変わらない |
4:かなり減った(ほとんど匂いはしない) |
2:使用前とあまり変わらない |
5:匂いが全くしない |
3:減った |
C:匂いが変わって気になる |
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<注>カンファ水による消臭は、腐敗臭に対してであり、食材そのものの味覚・臭いを損なうことはありません。
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カンファ水は手指洗浄などで使用する場合、中性に近い弱酸性、低濃度で使用できるために皮膚の炎症や手荒れなどを起こしません。また、体内に吸収したカンファ水の殺菌力の主成分である次亜塩素酸(HOCl)は人体内で細菌などの異物と反応した後効果が残留しないため人体に影響を与えず無害です。 |
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血液中で次亜塩素酸が発生しているという事は意外と知られていません。活性酸素が体内に侵入した細菌などの異物を分解しているといわれていますが、実際は次亜塩素酸に変化した形で働いているのです。というのは、好中球にはミエロパーオキシターゼという酵素が大量に存在し、活性酸素の一種である過酸化水素を塩素イオンと反応させ次亜塩素酸を作り出すからです。好中球がこの次亜塩素酸を生成させるのは「安全に殺菌するため」なのです。生命は数億年かけて、この次亜塩素酸による殺菌を行っていたのです。 |
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出展:学会出版センター「活性酸素と疾患」 |
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カンファ水が安全であることは、動物実験によっても立証されています。ウサギあるいはマウスを用いた試験によって、経口毒性、目の粘膜や皮膚に対する刺激性、遺伝的変異の誘発性が無いことが確認されています。 |
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※コロニー形成阻害は殺菌作用の反証でもあります。
カンファ水(200ppm)の安全性試験 (日本食品分析センター委託試験) |
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配管中に残ったカンファ水は、経時変化がほとんど無く、遊離有効塩素濃度は30日から40日経過しても、当初の濃度より約10%から15%程度しか減少しません。 次亜塩素酸ナトリウムや強酸性水などは、生成後すぐに使用しないと失活するため、殺菌効果が大幅に減少してしまいます。 |
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<カンファ水の時経変化> |
保存日数 |
50ppm |
100ppm |
200ppm |
pH |
有効遊離塩素濃度 (ppm) |
pH |
有効遊離塩素濃度 (ppm) |
pH |
有効遊離塩素濃度 (ppm) |
0 |
6.68 |
48.50 |
6.53 |
98.18 |
6.25 |
198.72 |
9 |
6.68 |
46.13 |
6.49 |
94.04 |
6.37 |
191.62 |
19 |
6.70 |
46.13 |
6.75 |
92.26 |
6.55 |
177.43 |
33 |
6.68 |
41.10 |
6.90 |
82.20 |
6.57 |
170.01 |
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目的: |
カンファ水遊離有効塩素濃度の経時変化を調べる。 |
方法: |
50ppm/100ppm/200ppmに調整したカンファ水を、 5リットルのポリ容器に入れて放置し、遊離有効塩素濃度およびpH値の変化を測定した。 |
保管条件: |
室内20℃、ポリ容器は密閉QBテナー |
経過: |
33日経過の各塩素濃度減少率は、 50ppmで15.26% 100ppmで16.28% 200ppmで14.45% と極めて少ない。また、pHはバラツキがあるが、試験開始時から見てpHが低下する傾向にある。
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